
今回は、本専攻相関社会科学コース助教の佐藤竜人さんにインタビューしました。
――これまでのご経歴を教えてください。
修士課程まで東京農工大学に所属していて、博士課程から本専攻に進学し、2023年9月に博士号を取得しました。その後、今年から助教に着任して今に至ります。
――これまでの研究について教えてください。
政治思想に関わる研究のなかでも政治理論といわれる領域を専門としています。政治思想はアメリカ的な分け方をすれば、政治思想史、分析的政治哲学、政治理論の三つに分けられ、政治思想史が歴史の分析、分析系が概念の分析をするのに対して、政治理論はなんとも曖昧なジャンルです。あえていえば、政治理論は現実の事象を「問題」として理論的に把握して、歴史だったり過去の思想家だったり概念だったりとあらゆるものを動員して考えるような立場です。
私は、この政治理論でもエコロジーや人間と自然の関係に興味を持って研究をしています。特にウィリアム・コノリーという理論家や新しい物質主義と呼ばれる立場やこれに属する思想家、ジェーン・ベネット、カレン・バラド、アストリダ・ネイマニスといった人々を取り扱っています。政治思想研究というと多くの場合、人間の為す行為や人間社会のこと、例えば国家や労働者の運動、革命といったことなどや重要な概念である自由や責任、権利といったものが取り組まれています。ところが、コノリーを含めて新しい物質主義の理論家たちは、こうしたことが人間との関係でのみ考えられてきたことを批判してきました。いわゆる人間例外主義的な議論を批判してきたのが、新しい物質主義です。さらにこの立場の登場の背景として、気候変動の影響や人新世に関わる言説も関係しています。ここで問題となるのが、人間や社会は自然の影響を多分に受けているのであって、自然抜きでそれらを語るのはもはや不可能であろうということです。
そのため、私は新しい物質主義の研究にのっかって、これまで共有されてきた人間と自然との排他的な関係を見直すと同時に、見直された関係のもとで、特に気候変動において求められる人間と人間、また人間と自然とのあいだでの自由や倫理、政治を考えてきました。博士論文では、そうしたことをコノリーが提起する「絡み合ったヒューマニズム」という理念をもとにまとめました。今は、水や海に関わる思想に取り組んでいます。
――研究者を志した理由を教えてください。
あまり積極的な理由がなくて、出来る限り好きに本を読んでいたいというのと、できれば就職活動のようなものはしたくないと思って、大学院に進んでしまった結果、今こうなってしまっただけ、という気がしています。
――国際社会科学専攻を志望した理由を教えてください。
私は、なかなかめずらしいことに博士課程からこの専攻に移ってきました。そんなに将来のことを考えることもしないのんきな人間なのですが、修士のときもしこのまま元の大学にいたとしてキャリア的に危ないのかもしれないと思って、外に出てみようと決心したのがきっかけのひとつです。修士に行く段階でこんなことを思わなかったのは、今考えてみると特に何も考えてなかったからでしょうね。
そこで、どこに行こうかとなると悩みました。というのも、コノリーという思想家に中心的に取り組んでいたのですが、この人は新しい物質主義のようなエコロジーの話だけではなく、もともとポストモダンや現代思想の理論家としても知られる人で、これを哲学や文学でやるならまだしも、政治思想や政治理論でやるとなると、取り組んでる人は非常に少なかったです。当時、知り合いが本専攻に在籍していて、去年度ご退官された森政稔先生という人がいるよ、と勧めてもらったのが大きかったです。
――国際社会科学専攻での学びを教えてください。
元々所属していた大学院には博士の学生はほとんどいなかったですし、ましてや専門が近い人もいなくて、研究の話を日常的にできる環境かといえば、あまりそうではありませんでした。この専攻ならでは、というわけではありませんが、修士も博士も多く在籍していて話ができる環境だったのは大きかったです。
もうひとつは今振り返ってみると、本専攻や相関が掲げる領域横断性や問題志向という特徴が合っていたと思います。政治理論は出来事や問題を焦点化するということが特徴なのですが、ただその部分を強調しすぎると学問的な精緻さを疎かにしてしまう可能性があります。だからといって、理論研究に熱中すると地に足がつかなくなるという可能性もあります。この専攻だからこそ、根無し草にならずに専門性を高めるということができたかなと思います。また気候変動を主題としていたので、領域横断性は必須でした。思想的にはポストモダンからエコロジーに関わる現代思想、さらに分野としては政治思想だけではなく自然科学まで色々取り込んでやっていたので、見ていただいた先生方には感謝しています。
――今後の計画があれば教えてください。
まず直近でやらねばければならないことは、博士論文の書籍化ですね。あとは私が取り組んでいることについて日本語で読めるものがほとんどなくて、人に気軽に話すのに不便なので翻訳もしていきたいです。
研究の中身としては、水に関わるものを調べていきたいと思っています。新しい物質主義では、土壌や大地、植物、大気や音といった特定のエレメントに着目する研究が最近進められていて、この流れのひとつとして水や海に関するものがあります。この議論は現在、ハイドロフェミニズムやブルー・ヒューマニティーズと呼ばれています。少し振り返ってみれば、リュス・イリガライの流体に関わる話やMarine Lover of Friedrich Nietzscheがあるので、ここを起点として彼女を取り上げているエリザベス・グロスやアストリダ・ネイマニスといった思想家に取り組みたいなと思っています。
――最後にこれから大学院進学を志す方々にメッセージをお願いします。
色々なことができる楽しい専攻かと思います。受験するにせよいずれにせよ、自分が楽しいと思えることを、自分が納得できる強度でやる、ということに尽きるかと思います。あとは私もそうなのですが、心身ともに健康に気をつけましょう。特に季節の変わり目は差し障ることが多いので皆さんもお気を付けください。

今回は、本専攻国際関係論コース助教の新谷里美さんにインタビューしました。
――これまでのご経歴を教えてください。
私は学部もここの国際関係論コース出身でして、そこからそのまま本専攻の修士課程と博士課程に進学して、2021年の9月に博士号を取得しました。その後助教に着任して今に至ります。
――研究について教えてください。
研究は、国際法の分野の中でも国際経済法、特に国際投資法という分野を研究しているんですけれども、国際投資保護協定という条約の条文の解釈をやっています。この国際投資保護協定というのが、国家と国家の間でお互いにあなたの国からの投資を保護しますよということを約束することによって投資を促進するということを目的として結ばれる条約なんですけれども、特に1980年代以降盛んに結ばれてきまして、今ではだいたい3300以上の国際投資保護協定というのが結ばれている、非常に数の多い条約なんです。この国際投資保護協定の条文の中でも、私は間接収用に関する条文の文言解釈というのを研究しています。
収用という制度自体は、元々国家が公共の必要性に基づいて私有の財産権を剥奪するということを補償の支払いを条件として可能にするという制度です。簡単にイメージしやすい事例で言うと、例えば国立の公園とか交番などを建設するために、そこに住んでいる人の土地を国家が強制的に買収する、買い上げるという制度のことを収用といいます。元々収用はこのように土地のような物理的に存在している財産を国家が買い上げてこの財産権が国家に移転するというものを指していて、このように権利が移転する場合を直接収用と呼びます。ところが、近年ではその土地を買い上げるという事例だけではなくて、国家が環境規制や国民の健康維持のためのタバコ規制など、様々な規制措置を実施したということによって、その財産を持っている人、投資保護協定の場合は投資家になりますが、その投資家の財産権が剥奪されたのと同じくらいの損害を被るというような事例が増えてきました。このような規制措置による損害の場合には権利の移転を伴わないのですが、移転する場合のみではなくて、失われてしまった場合についても収用という制度の中で把握しようということで、この権利の移転を伴わない場合を間接収用と呼び、投資保護協定の中で規定されるようになってきました。
――間接収用の場合に、何が問題となるのですか?
直接収用の場合には権利が移転するのでいつ収用が行われたのかということが非常にわかりやすいのに対し、間接収用の場合には権利の移転がないので、そもそも収用にあたるのかという点が問題になるというケースが非常に多くなっています。ではどのような場合に規制措置が間接収用に該当して補償が支払われなければいけないのかということが、これまでずっと争われてきました。
――間接収用のグレーゾーンとはどのような場合ですか?
間接収用の典型例としては、ある会社がリゾート開発をしようと思って土地を購入した後にいろいろ調査をしてみたら、既に絶滅していたと思われていた生物がこの土地にまだ生息しているということが判明し、国家がこの生物を保護するためにこの土地のすべての利用を禁止した、というようなケースが想定されます。このような場合には本来国がこの土地を買い上げる直接収用によって保護すべきであるのに、権利の移転を伴わない規制措置によって対応しているので、間接収用に該当すると考えられます。実際のケースはここまでわかりやすいものではないので、グレーゾーンに当たります。例えば、投資家が鉱床で採掘・探査・開発の権利を認めるコンセッション契約を結んだあと、国家が関連する地域一帯を環境保護区に制定して、契約通りの採掘・探査・開発ができなくなった事例や、地域住民の反対活動に対処するために有害廃棄物処理場の操業許可更新が拒否された事例などが、投資家によって間接収用に該当すると申し立てられています。
――どのような方法でこの問題に取り組んでいますか?
私は、間接収用という制度が国際法の歴史上どのように構築されてきたのかという歴史的な展開を学説や判例などを見るということによって、収用という制度自体がどのように構築されてきていて、その中に権利の移転を伴わない間接収用というものも含まれるのかという観点から研究を行って博士論文を執筆しました。
――歴史的な展開を見ることの意義はなんですか?
やはり、ある法制度は急にポッと湧いて出るわけではなくて、構築されるに至るまでに長い歴史があると思います。長くそれまでに形成されてきた歴史があるのに、そこと切り離して現代の法制度を考えることはできないのではないかと思います。
――研究者を志した理由を教えてください。
大学に入学して練習時間のかなり長い運動部にスタッフとして入部し、あまり熱心に授業に出る時間が取れずもっと勉強したいと思ったので、早い段階から修士課程には進学しようと考えていました。学部に入学した時は官僚になろうかなと思っていました。何年か東大で過ごして、官僚になった先輩の話を聞いたりしているうちに、なんとなく自分は官僚には向いてないなあと思うに至りまして。ちょうどそのように思い始めた時期に西村弓先生の国際法の授業を受けたのですが、その時に国際法が非常に面白く感じて、この道で生きていこうと思い、今に至ります。
――国際社会科学専攻に進学した理由を教えてください。
私個人としては西村先生の指導を継続して受けたかったからというのが一番の理由になりますね。やっぱり西村先生に惚れ込んで国際法を研究しているというところがあるので、西村先生のご指導を受けたかったからですね。
――他と比較して駒場の教育、あるいは研究の特色を教えてもらえますか?
国際法に関して言うと、ある国際法上の制度が構築されるに至った歴史的な背景や、その法制度のもともとの制度趣旨を重視するという特色があると個人的には思っています。他の大学とか研究科とかだと、先生にもよるとは思いますが、現在、国がどういった慣行を採用しているのかとか、現在の判例がどのような流れなのかといったところを非常に重視するというところもあると考えているんですけれども、駒場の国際法の場合はそこに至るまでの経緯も重視しています。もちろん現在の慣行や判例を軽視するというわけではなくて、その背景にあるバックグラウンドの展開というところも重視するというところが特色だと思っています。
――博士論文を完成させるまでに特に苦労されたことはありますか?
書く内容自体はないわけではなかったのですが、うまく書けないというか、うまくストーリーにできないっていう時期が結構長かったっていうところが一番苦労したかなと思います。
――それは最終的にどうやって打破したのでしょうか?
自分でも納得していないながらも一度文章にして、先生方に読んでいただき、コメントをいただきました。コメントを反映する、いただいたコメントに対して正面から答えるということを意識して書き直しているときに、なんかこう急にスッと書けたというか、筆がのったタイミングがあって。書き直して第二稿にして再度先生に見ていただいた際に、初稿よりすごく読みやすくなっていてびっくりしたと言っていただけました。
――院生時代に印象に残っていることは何かありますか?
たまに、院生同士で(教員抜きで)自主的なゼミをやったり、ゼミ合宿に行ったりしていました。駒場は様々な分野の研究をしている院生がいるので、国際法分野だけではなくて、関連する他の分野の院生と一緒に一冊の本を読んでみるゼミとか、院生複数人で熱海あたりに泊まりに行って、ひたすら一日中議論して、ご飯を食べて温泉に入ってまた議論する、みたいな合宿をしていました。
あとは、学会の研究大会に参加した時に、胆振東部地震で被災したことです。街はブラックアウトするし帰りの飛行機は飛ばないしで途方に暮れていたのですが、他大学の院生を含む院生仲間で寄り集まって、水や食料を融通しあったり、情報交換したり、院生仲間がいなかったら無事に家に帰れなかったと思います。院生間のネットワークの重要性を実感したエピソードです。
――これまで読んだ研究書や論文で特に感銘を受けたものはありますか?
一番影響を受けたという意味では、本専攻の教員で2014年にご逝去された小寺彰先生が編集された『国際投資協定』(三省堂、2010年)です。この本は国際投資協定に関する教科書というか概説書のような本なのですが、今の私の研究テーマを選ぶ際に非常に大きな影響を与えた本だと思っていて、この本に出会っていなければ、国際投資協定の研究はしていなかったと思います。私は小寺先生がご存命だった時に授業を受けたことがあるのですが、この授業は必修の(西村先生の)授業の続きみたいな感じで、国際投資協定に関する内容はあまり出てきませんでした。ですが授業の中で紹介されていて、実際に手に取って読んでみました。国際法というのは元々国家間の関係性を規律するために発展してきた法であることが最も重要な特徴の一つですが、国際投資協定というのは、国際法の一分野として発展してきたものでありながら、私人である投資家が国家を相手取って仲裁を申し立てることを可能にする制度を持っています。ですので、国家間の関係性を規律する伝統的な国際法とは性質が異なっていて、国際法の一分野なんだけれども完全に国際法と同じと扱うことはできない、そういう分野になっています。この本もそのような観点から国際投資協定のさまざまな条文について解説されているのですが、この本を学部3年生で読んだときには、国家と国家の関係性のみに還元されない国際法というものに非常に関心を抱きつつも、これを卒業論文で扱うのは自分には無理だと考えました。そこで、卒業論文は。国連海洋法条約上の便宜置籍船について書きました。何とか卒業論文は書いて提出したのですが、あんまり掘り下げて博論にするような内容じゃないなあとは思っていました。卒業論文を提出し終わった後に改めて修士論文や博士論文で何を書こうかなって考えた時に、あ、やっぱり、あの時、3年生の時に読んだ投資保護協定と国際投資法をもう一度改めてちゃんと正面からやりたいと思いました。
――最後にこれから大学院進学を志す方々にメッセージをお願いします。
駒場の国際法の特色を先ほどお話ししましたが、どの分野でもある程度特色が結構あると思うので、どこを受験しようかなと悩んでいる方や、本専攻の受験を考えている方々は、まず本専攻の先生方の著作や論文を読んでみてほしいなと思います。修了生の論文も博士論文であればリポジトリで大体が読めますし、読めないものは本になっているかどこかの雑誌で公開されていて、博士号取得から5年以上経っているものは何かしらの手段で読めるものがほとんどだと思いますので、修了生の論文も含めて著作や論文を読んでいただくことで、本専攻のいろいろな分野に関してどのような特色があるのかなっていうところがお分かりいただけるかなと思います。
今回は、本専攻国際関係論コース博士課程を修了された九島佳織さんにお話を伺いました。九島さんは2019年4月に本専攻の博士課程に進学され、2023年3月に修了されました。博士論文では一高記念賞を受賞されています。その後、同年4月より国際社会科学専攻国際関係論コースの助教に着任され、その一年後に関西学院大学総合政策学部で助教のポスト(現職)に就かれました。そのような九島さんが、研究者を志した理由や研究内容、将来の展望などを語ってくださいました。
-研究の内容について教えてください。
私の専門は民主化研究で、その中でも特に革命やクーデタといった制度外の行為による体制変動について、比較政治の手法に基づいて理論的に研究しています。革命やクーデタは政権に不満を持った一般大衆や軍による蜂起であり、制度上の手続きを経ずに強制的に独裁者を権力の座から引きずり下ろします。このような体制変動を起こした主体が「民主主義」を目標に掲げていた場合、独裁者が追放された時点で国家は民主化したと捉えられがちです。しかし、体制変動後に初の民主的な選挙を実施するまでは暫定的な政治体制に過ぎません。つまり、独裁者が倒された後、本当に民主化するかどうかは次の指導者に委ねられるわけです。私はこうした体制変動後の政治過程に関心を持っており、誰がどのように新しい体制を築いていくのかという点に注目し、研究を行っています。事例としては東南アジア諸国に触れることが多いのですが、一般的な理論を構築するということをメインに研究しています。
-研究者を志した理由を教えてください。
私はもともと学問よりも実務の方に興味があって、国際関係の実務に関わる職業に就きたいなと思っていました。ですので、学部時代は発展途上国を中心に多くの国々を訪れたのですが、そこで民主主義体制が定着せずに汚職や不正が蔓延していて必要な場所に援助が行き届かない現場を目の当たりにしました。こうした現実を知り、なぜこんなにも発展途上国は問題を抱えているのだろうかと疑問を抱いたのをきっかけに、学問に興味を持つようになりました。現実社会が抱える問題を、学術的な立場から解決を目指そうと思ったんです。そうして、学問、特に比較政治学について関心を持って学んでいくうちに、学問の面白さというものに魅了されて大学院に進学しました。大学院に進学してからは、湯川先生のもとで理論の面白さを教えていただいて、気づいたら研究者を志望していたという感じです。
-国際社会科学専攻に進学した理由を教えてください。
比較政治の理論研究をするにあたり、どうしても指導を受けたい教員が国際社会科学専攻にいたからです。また、駒場には政治学において定評のある英語ジャーナルに複数の論文を載せていらっしゃる先生方が多く所属されています。そうした先進的な研究に貢献しようとする先生方の授業を受けてみたい、と思ったことも理由の一つです。ですので、実際に進学後にお会いできたときには感動したことを今でも鮮明に覚えています.
-国際社会科学専攻での学びはいかがでしたか?
私が大学院生だったときには博論研という国際関係論コースの博士課程の大学院生が自主的に開催している研究会がありまして、この会で他の院生とフラットに、そして熱く議論できたという経験は、自分の中では本当に素敵な学びになったなと思っています。国際関係論コースという名前だけ聞くと似通った研究内容の人ばかりが集まっているようにも聞こえるのですが、全然そんなことはなくて、国際政治をやっている人もいれば国際法や国際経済をやっている人もいるし、理論をやっている人もいればフィールドをやっている人もいる。そのように研究分野や研究手法が異なる人たちと、100%研究について議論する、という場があったのは国際社会科学専攻ならではだと思います。特に国際社会科学専攻は研究者を目指している人が多く、その分同質性も高いので、論文一つとってもすごく盛り上がる雰囲気がありました。そういう良さはあると思います。
-これから大学院入学を目指す方にメッセージをお願いします。
今振り返ってみても大学院生活は大変だったことも多いのですが、大学院での経験は今研究者になれた自分の人生の糧になったと感じています。特に国際社会科学専攻に関して言えば、第一線でご活躍されている先生方と出会い、そんな先生方と研究のことを議論する場であるということと、研究者志望のスキルの高い熱い学生が集まってくる切磋琢磨できる場所でもあるので、いい研究者たちに出会える場、それが国際社会科学専攻であり、それが魅力なんだと思います。